わたしはパーキンソンとリウマチというふたつの難病と共生しています。
どちらも進行性の病気で、パーキンソンは発症して13年、リウマチは4年半を過ぎました。
今では歩くのも困難になり、日常生活も介助がいるようになりました。
それでも、連れ出してくれる友達がいるので、食事や映画にも出かけて行きます。
わたしの趣味は「将棋」なんですけど、ネットでも将棋関係の友達がたくさんいて、時々オフ会もやっています。わたし以外はほとんど男性ですけど、みんなわたしを「仲間」として接してくれます。家族が理解してくれているのも大きな救いです。
病気はきついですけど、それでも毎日笑っていられるのは、そんな人とのつながりがあるからだと思っています。
だから、3.11の後真っ先に思ったのは、「とにかくみんなでつながらなくちゃ」ということでした。
一人では生きていけないことを日々実感しているから、余計にそう思ったのだと思います。
突然の災害でなにもかも失ってしまう・・・それまで当たり前のように思っていた日常が、簡単に無くなってしまう・・・
そして、放射能という目に見えない強大な敵とこれからずっと戦っていかなければいけない・・・
最近、子どもが小さい頃よく読み聞かせていた「スイミー」という絵本のことをよく思い出すんです。
小さな魚のスイミーは、赤い色の仲間の中で一匹だけ黒い色をしていました。ある日仲間の魚が大きな魚に食べられてしまうのを見て、同じように小さくて赤い色をした魚に呼びかけるんです。
「みんな、ひとつに集まるんだ!」
そして、みんなが集まって大きな魚の形になったとき、スイミーが言うんです。「ぼくが目になろう」
こうしてスイミーたちは大きな魚を追いやることができました。
人間もこの小さな魚と同じだと思いませんか?
8/24(水) sarasa220
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