「更紗の日記」9/12

最近人の心が荒れてささくれ立ってきていると感じます。無理もないことですが・・・
今この国で起きているいろんな事は、狂っていると思うようなことばかりです。
武器も持たない、ただ「原発反対」と訴えながら歩いているだけの市民を、何人もの警官が力ずくで取り押さえ、逮捕する。それを見ながら「殺せ!」「射殺しろ!」と叫ぶ声。その声に反応すらしない警官・・・
汚染された水をわが子に飲ませたくなくて水筒をもたせた母親の気持ちを理解しないばかりか、水筒の水を飲むことを許可せず、水道水を飲むように強要する教師・・・
事実を言った大臣が辞任に追い込まれ、事実を隠して「ただちに健康に影響はない」などとごまかしてきた人間が後任に選ばれる。
言い出したらきりがないくらい、異常なことばかりです。
まともな人なら怒らずにはいられない。

でも、怒りだけではきっと立ち向かえない。
青臭いことを言うようですが、憎しみに対抗できるのは、やっぱり愛しかないと思うのです。

わたしは「愛のない正義」は意味がないと思っているし、「正義のない愛」は中身のない飾り物だと思っています。
実行するのはとても難しいことだけど・・・

こんな時だからこそ、忘れていたやさしい気持ちを思い出したい。
怒っても憎まずにいたい。
きれいごとと笑われてもいいです。わたしがただの世間知らずじゃないことは、わたし自身がよく知っている。
この先ひどい時代が来れば、人の心はもっと荒れるでしょう。
だから、大切なものをなくさないように、憎み合うのか、助け合うのか、道を間違えないように・・・


9/12（月 ） sarasa220


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